転職ノウハウ

介護職の転職準備は何から始める?やることの順番・スケジュール・おすすめ時期

更新日:2026/09/08 読了目安:約8分 執筆:介護リーチ キャリアアドバイザー

介護職の転職準備を「順番」で解説。自己分析と条件整理、情報収集、書類作成、施設見学と面接、退職と入職までのスケジュール目安、求人が増える時期や賞与を受け取ってから動く考え方など、在職中でも無理なく進められる段取りをまとめました。

「そろそろ転職したいけれど、何から手をつければいいのか分からない」という相談は、介護職の方からとても多くいただきます。日々のシフトに追われながら、履歴書を書き、見学に行き、退職の話をするのは簡単ではありません。しかし、転職活動はやることの「順番」を間違えなければ、思っているよりずっと進めやすくなります。この記事では、介護職の転職準備を最初の一歩からスケジュール、おすすめの時期まで順を追って解説します。

介護職の転職準備は「順番」で決まる

転職がうまくいかない方の多くは、求人を見るところから始めています。求人を見ると条件の良し悪しに目が行き、「今の職場よりマシかどうか」で判断してしまいがちです。おすすめの順番は次の通りです。

  1. 今の職場を離れたい理由と、次の職場で叶えたいことを書き出す
  2. 譲れない条件と、妥協できる条件を分ける
  3. 施設形態ごとの働き方を調べ、候補を絞る
  4. 履歴書・職務経歴書を作る
  5. 求人に応募し、施設見学と面接を受ける
  6. 内定後に条件を確認し、退職の手続きに入る

最初の2つを飛ばすと、面接で「なぜ転職するのですか」と聞かれたときに答えがぶれ、入職後に「こんなはずでは」と感じる原因になります。

ステップ1:転職理由と希望条件を整理する

「辞めたい理由」を「叶えたいこと」に言い換える

たとえば「夜勤がつらい」なら「日勤のみで働きたい」、「人手不足で休めない」なら「年間休日が多く、有給が取りやすい職場がいい」というように、不満を希望条件に置き換えます。この言い換えが、そのまま志望動機の土台になります。

条件は3段階に分ける

区分例
絶対に譲れない通勤30分以内、月給の下限、日勤のみ
できれば叶えたい賞与の回数、資格取得支援、施設形態
妥協できる休日の曜日、制服の有無、駐車場

すべての条件を満たす求人はほとんどありません。「絶対」を2〜3個に絞ると、求人の比較が一気に楽になります。

ステップ2:施設形態と求人情報を集める

介護の職場は特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護など形態によって業務も働き方も大きく異なります。同じ「介護職」でも、身体介護が中心の職場と、生活支援やレクリエーションが中心の職場では、求められる体力も雰囲気も違います。

情報収集の段階では、次の点を確認しておきましょう。

  • 施設形態ごとの夜勤の有無と回数
  • 求人票の給与に処遇改善加算や夜勤手当が含まれているか
  • 介護職員初任者研修や実務者研修の資格取得支援があるか
  • 職員の人数配置(利用者数に対して何人で回しているか)

介護リーチでは現在 88,691 件の介護職求人を掲載しています。地域や施設形態で絞り込みながら、相場感をつかむところから始めてください。

アドバイザーのひとこと 求人票の月給欄に「処遇改善加算含む」「夜勤手当4回分含む」と書かれているかどうかで、実際の手取りは大きく変わります。数字だけを並べて比べる前に、内訳を確認するクセをつけると、転職後の「思ったより少ない」を防げます。分からなければ、面接や見学の場で遠慮なく聞いて大丈夫です。

ステップ3:履歴書・職務経歴書を準備する

介護職の応募書類は、無資格・未経験の方でも難しく考える必要はありません。ポイントは次の3つです。

  • 資格欄には介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士などを取得年月とともに正確に書く
  • 職務経歴書には施設形態、利用者の要介護度の目安、担当した業務(食事・入浴・排泄介助、記録、送迎、レクなど)を具体的に書く
  • 志望動機は「その施設だからこそ」の理由を1つ入れる

書類は一度作れば複数の応募に使い回せます。応募のたびに志望動機だけを調整すると効率的です。

ステップ4:施設見学と面接を受ける

介護職の転職で、見学はほぼ必須と考えてください。求人票では分からない職員の表情、利用者への声かけ、施設のにおいや清潔さ、休憩室の様子は、見学でしか確認できません。面接と同日に見学を組んでくれる施設も多いので、応募時に「見学も可能でしょうか」と一言添えておきましょう。

面接では、転職理由、志望動機、これまでの経験、夜勤の可否、いつから働けるかがほぼ必ず聞かれます。ステップ1で整理した内容があれば、その場で慌てることはありません。

ステップ5:退職と入職のスケジュールを組む

内定が出たら、給与・勤務形態・入職日を書面で確認し、それから退職の意思を今の職場に伝えます。介護現場は人手不足のため引き止めに遭いやすく、退職までに1〜2か月かかるのが一般的です。転職先には「退職の手続きがあるため、入職は〇月以降になります」と早めに伝えておくと、双方に迷惑がかかりません。

スケジュールの目安

時期やること
3か月前転職理由と条件の整理、情報収集
2〜3か月前書類作成、応募、見学・面接
1〜2か月前内定・条件確認、退職の申し出
1か月前引き継ぎ、有給消化、入職準備

介護職の転職におすすめの時期

求人が増えやすいのは、年度替わりに向けて採用を進める1〜3月と、賞与支給後の退職者が出る7月・12月以降です。一方で、介護業界は通年で採用しているため、時期を待ちすぎる必要はありません。

賞与を受け取ってから退職したい場合は、支給日に在籍している必要があることが多いので、就業規則で支給条件を確認し、退職日を支給日の後に設定しましょう。また、資格取得を目指している方は、介護福祉士の国家試験(例年1月)が終わってから動くと、履歴書に「受験済み」「合格見込み」と書けて有利になることがあります。

アドバイザーのひとこと 「今の職場が忙しすぎて活動する時間がない」という方は、まず条件整理と書類作成だけを休みの日に1回済ませてください。それだけで、良い求人が出たときにすぐ動ける状態になります。転職活動は一気にやるより、準備を先に終えて待つほうがうまくいきます。

よくある質問

Q. 在職中と退職後、どちらで転職活動をするべきですか?

収入が途切れない在職中の活動をおすすめします。ただし、心身の不調がある場合は無理をせず、退職してから休養を取ったうえで活動しても問題ありません。ブランクが数か月程度であれば、介護職の採用で不利になることはほとんどありません。

Q. 転職活動にはどれくらいの期間がかかりますか?

条件整理から入職まで、3か月前後が目安です。在職中で見学や面接の日程調整に時間がかかる場合は、4〜5か月かかることもあります。退職の申し出から実際の退職までに1〜2か月必要なことを見込んでおきましょう。

Q. 無資格・未経験でも転職準備の流れは同じですか?

基本的な流れは同じです。違いは、書類で「なぜ介護の仕事を選ぶのか」を丁寧に伝えることと、資格取得支援のある職場を優先して探すことです。入職後に介護職員初任者研修を取得できる求人を選ぶと、働きながらキャリアの土台を作れます。

介護リーチで求人を探す

タグ:転職の準備 履歴書 面接対策 施設見学 退職

転職するか迷っている段階でもOK。希望条件に合う求人や、非公開求人の有無をキャリアアドバイザーがお調べします。

無料で転職相談をする

あわせて読みたい記事

ページTOPへ戻る